【2026年】ものづくり補助金(第23次公募)を解説|対象・補助上限・基本要件

中小企業向け補助金

ものづくり補助金とは?(正式名称:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)

革新的な新製品・新サービスの開発や、海外需要の開拓に取り組む中小企業の設備投資を支援する補助金です。中小企業の補助金の中でも補助上限額が大きく、知名度の高い制度のひとつです。

制度の基本情報

項目 内容
実施機関 中小企業庁
対象 中小企業者、一定の要件を満たす個人事業主
申請枠 製品・サービス高付加価値化枠/グローバル枠
補助上限額 最大4,000万円(賃上げ対応で+100万〜1,000万円上乗せ)
補助率 中小企業1/2、小規模事業者2/3
直近の公募 第23次(公募期間:2026年2月6日〜5月8日17:00で締切済み。次回公募は最新情報を要確認)

対象になるのはどんな会社・人?

  • 中小企業者(資本金・従業員数などの中小企業基本法上の基準を満たす事業者)
  • 個人事業主も対象。ただし従業員数が0人の場合は申請不可(給与支給の実態が必要なため)
  • 課税所得の年平均額が直近3年で15億円を超える事業者は対象外

申請できない主なケース(重複制限)

  • 申請締切日から過去16か月以内に「ものづくり補助金」「事業再構築補助金」「新事業進出補助金」のいずれかで採択・交付決定を受けている事業者(交付決定を受け事業実施中の場合を含む)
  • 過去3年間に本補助金の交付決定を2回受けている事業者

基本要件(事業計画で満たす必要がある指標)

3〜5年の事業計画において、以下を満たす必要があります。

  1. 付加価値額の年平均成長率+3.0%以上
  2. 給与支給総額の増加目標(賃上げ要件、第23次では3.5%に変更)
  3. 事業所内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上に設定
  4. (従業員21名以上の場合)一定の追加要件

賃上げ・最低賃金引き上げに積極的な事業者には、補助上限額の上乗せ(+100万〜1,000万円)や補助率の引き上げ(2/3への引き上げ)といった優遇措置があります。

対象にならない事業の例

  • 事業の主たる部分を外部に委託・外注する事業
  • 実質的に労働を伴わない事業、資産運用的性格の強い事業(例:無人駐車場で機械装置を購入するだけの事業)
  • 公募要領の目的に沿わない事業

申請の流れ

  1. GビズIDプライムの取得
  2. 認定経営革新等支援機関(商工会・金融機関・税理士など)に相談しながら事業計画を策定
  3. 電子申請システムから応募(公募要領で定める必要書類一式を提出)
  4. 審査・採択発表
  5. 交付決定後に設備投資等を実施
  6. 実績報告・補助金交付

まとめ

    活用イメージ:こんな使い方ができます

    ケース1:フリーランスのデザイナーが自宅兼事務所の家賃を軽減したい場合
    本記事で紹介した小規模事業者持続化補助金(創業型を含む)や、市区町村の家賃補助制度をあわせて確認するのがおすすめです。創業間もない時期は、複数の制度を組み合わせることで負担を大きく軽減できる可能性があります。

    ケース2:個人事業主が廃業を検討している場合
    事業がうまくいかず廃業を考える場合でも、いきなり廃業する前に「事業承継・M&A補助金」(17本目)の廃業・再チャレンジ枠や、地域の商工会議所の相談窓口を活用する選択肢があります。

    よくある質問

    Q. フリーランスと個人事業主は同じ扱いですか?

    A. 補助金・助成金の制度上は、開業届を提出して事業を行っていれば「個人事業主」として同じ扱いになります。「フリーランス」という呼び方は働き方を指す一般的な呼称です。

    Q. 開業届を出していないと使えない制度はありますか?

    A. ほとんどの補助金・助成金は、開業届の提出(税務上の事業者としての届出)が前提です。副業で継続的に収入を得ている場合も、早めに開業届を出しておくことをおすすめします。

    Q. 複数の補助金を同時に使えますか?

    A. 制度によります。同一の経費に対して複数の補助金を重複して使うことは基本的にできませんが、対象経費が異なれば併用できるケースもあります。申請前に各制度の窓口に確認するのが確実です。

    Q. 収入が少ない年でも申請できますか?

    A. 多くの補助金は収入の多寡を直接の要件にしていません。ただし、事業計画の実現可能性を示す必要があるため、直近の収支状況を踏まえた現実的な計画を用意することが重要です。

  • 設備投資を伴う新製品・新サービス開発、海外展開を目指す事業者向けの大型補助金
  • 補助上限は最大4,000万円と大きいが、事業計画の作成難易度も高く、認定支援機関との連携が実質必須
  • 賃上げ・最低賃金の要件が公募回ごとに変更される傾向があるため、直近の公募要領を必ず確認すること
  • 重複申請・過去の採択実績によって申請できないケースがあるので事前チェックが必要

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※本記事は2026年8月時点の公開情報(第23次公募要領)をもとに作成しています。次回公募のスケジュール・要件は変更される可能性があるため、必ず「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」公式サイトの最新の公募要領をご確認ください。
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