【2026年最新】省エネ・非化石転換補助金を解説|設備単位型と工場・事業場型の違い

中小企業向け補助金

省エネ・非化石転換補助金とは?

電気代・燃料費の高騰が続くなか、省エネ性能の高い設備への更新を支援するのがこの補助金です。正式名称は「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」で、経済産業省が所管し、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が執行しています。国内で事業を営むすべての法人・個人事業主が対象になる、間口の広い制度です。

制度の基本情報

項目 内容
実施機関 経済産業省(執行:SII)
対象 国内で事業を営む法人・個人事業主
申請類型 (Ⅰ)工場・事業場型/(Ⅱ)電化・脱炭素燃転型/(Ⅲ)設備単位型/(Ⅳ)エネルギー需要最適化型
2026年度スケジュール 2次公募:2026年6月1日〜7月9日(3次公募は未定、詳細はSII公式サイトで随時公表)
交付決定前の発注 補助対象外(必ず交付決定後に発注)

「設備単位型」と「工場・事業場型」の違い

設備単位型と工場・事業場型の比較図

この補助金は入口が大きく2つに分かれており、どちらを選ぶかで計画づくりの負担が大きく変わります。

項目 設備単位型(Ⅲ型) 工場・事業場型(Ⅰ型)
対象の考え方 SIIが指定した設備リストから1台単位で更新 工場・事業場全体の省エネ計画
計画づくりの負担 比較的軽い(型番ベースで対象が決まる) 重い(省エネ効果の計算が必要)
補助率・上限額 従来枠:1/3・上限1億円/トップ性能枠:1/2・上限3億円 中小企業1/2以内(要件次第で2/3)・上限15億円
向いている企業 業務用エアコンやLED照明など、ピンポイントで設備更新したい企業 大規模投資や複数年の投資計画がある企業

初めて申請する中小企業には、手続きが比較的シンプルな「設備単位型・従来枠」がおすすめです。

対象設備の例(設備単位型)

対象設備の2区分の図
  • 高効率空調(業務用エアコン)
  • 産業ヒートポンプ、高性能ボイラ
  • 変圧器、冷凍冷蔵設備
  • 制御機能付きLED照明器具
  • 工作機械、プレス機械、印刷機械などの生産設備

注意点:通常のLED照明への単純交換は対象外になることが多く、「制御機能付き」であることが条件です。対象になるか迷う場合は、東京都のゼロエミ助成金など自治体制度もあわせて確認するとよいでしょう。

採択率の目安

省エネ系補助金は、実は採択率が比較的高い分野です。過去の公募では、公募回によって68%〜86%程度の採択率が確認されています(年度・公募回により変動するため、必ず最新の実績を確認してください)。

申請の流れ

  1. GビズIDプライムを取得(SIIの補助事業ポータルへのログインに必要)
  2. 導入したい設備が指定設備リストに掲載されているか確認
  3. 電子申請システムから応募
  4. 審査・交付決定
  5. 交付決定後に設備を発注・導入・工事
  6. 実績報告書を提出し、補助金が交付される(後払い)
  7. 補助事業完了後は5年間の収益報告義務がある

注意点

  • 交付決定前の発注は補助対象外です。「採択通知が届いた翌日に発注」ではなく、必ず「交付決定通知書を受け取ってから発注」という順番を守ってください
  • 補助金は後払いのため、初期費用は一旦自社で立て替える必要があります。資金計画に組み込んでおきましょう
  • 東京都・大阪府・埼玉県・神奈川県など、自治体独自の省エネ補助金と併用できる場合があります。国の制度と地域の制度を両方確認するのがおすすめです

まとめ

  • 省エネ・非化石転換補助金は、設備の省エネ化・脱炭素化を支援する国の補助金で、法人・個人事業主どちらも対象
  • 「設備単位型」(1台から申請可・手続きが比較的簡単)と「工場・事業場型」(大規模・計画作成が必要)の2つの入口がある
  • 採択率は年度によるが比較的高め(過去実績で68〜86%程度)
  • 交付決定前の発注は厳禁、後払い制度のため資金計画も重要

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※本記事は2026年8月時点の公開情報をもとに作成しています。公募スケジュール・対象設備・補助率は公募回ごとに変更されるため、必ずSII公式サイトの最新の公募要領をご確認ください。

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